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花宇宙 ひとつらなりの生命(いのち)


幸島百番目のサルによる自然生活だより。
by sunnyww-yo
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お産の話・つづきのつづきのつづき

中々結論までいけないお話にお付き合い、ありがとうございます。

なぜ、自然分娩を推奨するかといいますと、歌の文句のようですが、
「自然な時間の流れに身を任せる」からです。

この「自然の流れの中」で何が起き、母子がこれを体験すると否は
どう違うかを、私の経験からお話してみたいと思います。

元々自然界においては「お産」は病気扱いされるものではなく、
生活の一部のように、自宅でおこなわれていました。

もちろん1950年生の私の母の時も例外でありません。
戦後の田舎で貧しい時代だったので、母の実家の納屋が産屋
で藁蒲団の上だったとききました(キリストみたい)(笑)

助産婦さんは出産に間に合わなかったものの、元気な女の子、
私の誕生だったそうです。

その後4歳離れた妹も自然分娩と聞きますから、日本では
昭和30年頃までは自宅出産が主流だったと思います。

そこで前に私の「貧しいお産」のお話をしましたように、
私が初産を経験した1975年(S50年)当時、私の生活は
歯科医の妻として豊かな生活をさせてもらっていたにもかかわ
らず、今のように知識のない私は、選択肢もなく病院での出産を
経験することになります(勉強は必要です!)

この時のことは前出を参照下さると嬉しいのですが、吉村先生の
ところでお産されたお母さんが産後「なんとも魅力的な女性」に
なっておられ、赤ちゃんは大泣きせずお母さんの胸にだかれ、
その姿は「慈母観音」のようでそれを見られることが吉村先生の
80歳過をぎても産科医を続けられる原動力だと話されています。

なんともうらやましい・・・!!!
お産の当事者のみならず、周りも幸せにするようなお産。
出来ることならもう一度産みたいものですが・・・。

私は一気に始まったお産のおかげで、お産を味わうどころか
自分に何が起きたか分からず、後で聞いたところによると、

内診で生まれる状態になっっていた私は、二階の分娩室まで
自力で階段を上がったものの、分娩室の扉の前で破水し、
墜落分娩をなんとか免れたようでしたが、この時、私より先に
分娩室に入っていた人を追いだしてのお産だったらしく、
産後の私はベッドに横たわる病人になっていました。

吉村先生のように日常生活まで把握してくださっている産科医なら、
人一倍元気な私のお産が軽いことは予測ができたはずなのに・・・
何度思っても悔しい!・・・(でもむだな体験はない!!)

それは自分のことで精いっぱいで「産まれてきた子を抱きたいとも
思えなかった未熟な母親」の誕生の瞬間でもありました(涙)

ここで吉村先生のもとでのお産と、街の産婦人科での病院出産との
大きな違いは、吉村医院では「産むための体と心の準備」が丁寧に
時間をかけ指導され、産む側も産まれてくる子のために、「命をかけ
る覚悟を持てる」ようになるのだと思います。

その結果、新しいいのちを受け取り守る力が宿り、その覚悟で迎えた
母によるお産では、外からでは想像もできないその神秘的な営みの
流れの中で、母子双方が神さまからのご褒美をえているのです。

生まれ来る子どもは自分のペースを乱すことなく、ただひたすらに
信じて待ってもらえるお産は「全受容」を体験することであり、
「いのちの種」に傷をつけない素晴らしい人生のスタートなのです。

またその子を信じ自然の流れにゆだねたお産は神さまを「信頼し待つ」
ことの大切さを体感する数少ない女性に与えられたチャンスなのです。

その「いのちのために、いのちをかけた」行為のご褒美として母は
痛みが喜びに通じていることを信じ、耐え生み出す力に変えた時、
「脳内エンドルフイン」の作用で、「絶対的な至福感」を体験できるの
だと思います。

その幸せ感は近所に住むMちゃんの体験によると、立ち会っていた夫に
むかって産んですぐに「また産みた~い!!」といったと聞きます。

こんな話を若い独身貴族を貫こうとしているお嬢さんたちが聞けば、
自分も体験してみたいと思うのではないのでしょうか。

この体験が男性にはどう転んでも出来ませんし、その時体のなかで
何が起こっているかも実感できません。

Mちゃんのように命がけの仕事を終えてすぐにでも産みたいほどの
体験とは・・・一体どんな経験なのか?

私は残念ながら三度のお産では経験することが出来なかったのですが、
私がこの世に存在する意味があるなら、私がお話することは私に起こった
それは神さまからのギフトでだったと思っています。
私がその味を忘れない頻度でそれは私に起こっていました。

私は「明け方の夢で、絶対至福感」を味あわせてもらっていました。
それは現実に起こったように気持ちよく平和で穏やかになって目覚め
ることができるのです。
だれに触れれられた訳でもないのに、それは私にやってきていました。
きっとMちゃんが体感したものに近いのではないかと思います。

この経験による私の体験は言葉で表すなら「無条件の愛」のエネルギー
に包まれているとでもいうのでしょうか、他では味わったことがない
「全てが許せる」そんな気分になるとろけるような幸せな時間です。

売ってあるものなら買いたいと思います。

つまりこの体験を私が人為的に手に入れたいとやっ気になれば、今問題に
なっている薬物やアルコールに手を出すことになっていたでしょう(笑)

このように自然分娩を体験した母親は、それまでの娘の時は違って、
お産の時に分泌される性ホルモンによって、動物としての本能に目覚め、
いのちをかけて「守り・慈しみ育てる」という母性(強さと優しさ)が
芽吹くのです。

授乳のときに出るプロラクチンというホルモンは、「母性ホルモン」と
よばれ、母親の気持ちを穏やかにさせ、愛着とともに子どもを守ろうと
したり、世話をやくことを促す働きを持っているようです。
産むことも生まれることも、乳を飲ませることも赤ちゃんを育てることも
、繁殖行動はすべてセクシャルな行為だと吉村先生はいわれています。

また、母乳育児でちっともお乳が出ないと困っていたお母さんに、先生が
「深刻に考えずに、楽しんだらどうですか」と助言されると、気持ちが
楽になって、お乳が急に出るようになったそうです。
その女性は後日先生に、「男である先生は体験できなくて、
わからんだろうから教えてあげる」と言って教えてくれたそうです。

「今まで、赤ちゃんに栄養をあげるためだと思っていたけれど、
赤ちゃんがチュウチュウ吸うと、セックスのときと同じような
気持ちよさを感じてたまらん。お乳をあげるのが待ちどうしい」って。
母乳保育というのは、本当はそうした母と子の性的な関係なのですって。

そういえば我が家に来て、RちゃんにおっぱいをあげるときのMちゃんは
笑顔でRちゃんを抱き幸せそのもの、その場にいる私も幸せになります。

向かいのサル島に行って親子ザルを見ていると、おっぱいをあげている母ザル
に近づくと大きな目をむいて威嚇されますが、私が敵でないことが分かると
穏やかな(*^_^*)になり幸せが伝わってきます。

妊娠を知りお産の日まで、お腹に宿したそのいのちと共に生きて
「命がけの不安を喜びに変える準備」を心身両面から指導して下さる
吉村先生のお産にたいする考え方は先生の言葉に顕れています。

お産と子育ては人間に残された最後の自然である」

この言葉は人間回復にとって素晴らしい智慧であると思いますし、
その実践こそが明るい未来の建設に欠かせない重要なヒントだと
私は強く感じています。

「お産!」 このいのちの神秘   吉村正著 春秋社

この自然とは「急がないこと」であり経済中心の現在社会の
ありかたとはぜったい相容れない価値観だと思います。

私たちは現在の地球環境の悪化を心地よく思っていませんが、
その現状すら見えていない人も多くおられます。
しかし私は「環境問題は心の問題である」という答えを
見出してから、「こころが病む原因」と「病まない元気な身体
つくり」を一貫して「その後のモモ」になって追及してきました。

それはこの問題の解決法を見つけ、「お母さんの苦しみを
軽減し、いのちの管理人としての楽しみに変えたい!」と
思ってしまったからです。

私は40歳のころから61歳を過ぎた今日まで、社会で起こっ
ている問題を「非対立・共生」という観点から観てきました。

なぜなら「神さまが、この世で起きていることに善悪」を付けて
おられない事実を見つけることができたからです。
例えば、あなたが善人で、私が極悪人だとしても、私が生きる
ためになくてはならない「空気」を止められることがないからです。

神さまが「いのちの元」を止めない限り生かされている私たちの
「役割とその空気をつくりだしているシステム」に気づいたのです。

それは名もない私が「悟った」などという気はありませんが、
人類にとって大切なことを「思い出した」といっても良いと
思います(嬉し涙)

大げさかも知れませんが、この気づきは現在社会が抱えている
問題をいとも簡単に改善しうることで、人間界の常識を超えて
いる真実「メタサイエンス」を信じればの世界です(笑)

(「メタサイエンス」 宮嶋望 著  地湧社)

私の思考回路はとても簡単にできていて、真実でないものは
いくら権威があっても消化することができず、動く力にはなり
ません。

ヘンなおばさんにお付き合い、ありがとうございます。

by sunnyww-yo | 2012-05-28 03:40 | こころとからだ
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