花宇宙 ひとつらなりの生命(いのち)


幸島百番目のサルによる自然生活だより。
by sunnyww-yo
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時間どろぼう

40歳を過ぎた頃に出会った一冊の本。
それは私の人生を変えたミヒャエル エンデの「モモ」でした。

「時間どろぼうとモモ」との戦い。
子どもの頃から、外遊びが好きで、絵本もマンガも興味がなく育った私。

その本「モモ」は当時の私が、探していたものを教えてくれた
バイブルのような一冊。

3人の子どもの母として「健やかな成長を見守る」ことに
不安を覚えていた頃の出会い。

読み進めていくうち、吸い込まれるように自分自身が本の中に入り、
「時間どろぼう」の正体を見た。

・・・それは・・・私・・・母・・・大人・・・社会・・・というふうに続く、
価値観の連鎖の中で起こる行動。

「時間どろぼう」は誰かの時間を、葉巻にして吸う事で
生きながらえるエネルギーを得る、自分自身の時間を生み出せないし、蓄えもない。

自分自身の時間、それも「今という時間」を吸い取られていく構図。
その仕組みをつくり、流されている大人たちへの警鐘と、「愛」の概念の再考。

読みながら、時間どろぼうに取られた分の時間を、
子どもたちから取り上げている悲しい現実。
「生きる」こと・・・「生き方」の目的を家族で話し合う必要があると思った。

野山を走りまわって大きくなった私と、都会の中でエリート的に育った子どもの父親とは、
言葉は同じでも、イメージする世界がかみ合わなかった。

伝えようと思っても、私自身に、相手に通じるだけの表現力が足りない。
苦しい話し合いは約2年間続き、2オクターブの溝を感じるようになり、苦しみ出した彼。

「世間並み」以上の豊かな暮らしの中での話し合い、「何が不満なのか?」・・・
「不満なのではない・・・」しあわせだから気づいた「時間の概念」。

見えない時間「時間=愛=お金」を話し合うのは、
当時の私にはできない相談。
しかし、このまま気づかずに社会の波に翻弄され、苦しむのは未来の子どもたち。

早く目を覚ませ!!大人たち・・・「教育の目的を考えて!」とメッセージ役をかって
生まれて来る子どもたち・・・だけど・・・
最近の日本では、その子供たちさえ生まれる数が減ってきた。

ますますつのる未来への不安・・・「年金」、「各種保険」「投資」・・・すべて「お金=愛」。
「モモはみんなの話をゆっくり聞いた」そんなモモが周りを平和で幸せな時間に誘った。

そんなモモが大人になったら、きっと時間を気にせず「子どもたちの話を聞いただろうなぁ」
「絵本もゆっくり読んであげるでしょう」と
自分自身がしてあげられなかった、子どもたちとの関わり方を、思い起こし反省。

その「時間」を取り戻すために生き直しをした私の旅はつづく・・・
生命の花を咲かせ、その香りや色、そして果実が実り、種を残すまで。
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by sunnyww-yo | 2009-03-13 09:35 | こころとからだ
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